Windows には、Win+H を押して使う音声入力が入っています。最近は話し言葉を整えた文にして入れる AI の音声入力アプリも増えました。2つの違いを、公開されている情報の範囲で整理します。
Windows の音声入力でわかっていること
Windows 10・11 に入っていて、追加の費用はかかりません。2021年2月の窓の杜の記事が日本語の入力を試していて、「とうてん」「くてん」と言わなくても句読点が入る点を挙げています。同じ記事は精度にはまだ改善の余地があるとも書いています。
音声の行き先については、他社(VoxBooster)のブログが一部のモードで音声を Microsoft のサーバーに送ると書いています。VoxBooster は音声入力ソフトの販売元です。Microsoft の公式ページは、日本語版が見つからず読めませんでした。ここに書いたことは第三者の記事によるので、最新の仕様は Microsoft のページで確かめてください。
AI の音声入力が加えているもの
話し言葉を整える機能を各社は次のように書いています。
- Typeless: 文体やトーンの調整、アプリごとのトーン、個人辞書、翻訳
- Wispr Flow: 辞書とスニペット。言い淀みや言い直しを自動で直すと書くのは、第三者の記事です
- Aqua Voice: Edit Mode、Custom Instructions、Personal Dictionary。フィラーの除去は、第三者の記事が書いています
窓の杜の記事が確かめているのは、日本語の入力と句読点の自動入力までです。言い淀みの除去や、敬語への整形は、記事に書かれていません。
比べるときの4つの点
- 話し言葉をどこまで文に整えるか。句読点だけか、言い淀みの除去や文体の調整まで含むかを見ます。
- 日本語の扱い。海外の AI 音声入力の多くは「100+ languages」のように書き、日本語を名指ししていません。名指ししていないことは、対応していないという意味ではありません。
- 音声の行き先。Windows の音声入力は一部のモードで Microsoft のサーバーを使います。AI の音声入力は、処理の場所の書き方が会社ごとに違います。
- 費用。Windows の音声入力は無料です。AI の音声入力の多くは月額で、たとえば Typeless の年払いは月12ドル(約1,800円)です。
試す順番
まず Windows の音声入力を使い、言い淀みを消したり敬語に直したりする手間が気になったら AI の音声入力を試す、という順番で進められます。AI の音声入力は、無料枠や無料体験を用意しているものが多くあります。各社の条件は比較のページに並べました。
KeyBye の場合
KeyBye は日本語の話し言葉を敬語まで整った仕事の文にして入れる Windows 用のアプリです。右 Alt を押して話し、もう一度押すと文が入ります。14日間の無料体験があり、ダウンロードのページから入れられます。
出典: 窓の杜 2021年2月25日 https://forest.watch.impress.co.jp/docs/serial/yajiuma/1308044.html / VoxBooster https://voxbooster.com/ja/blog/voice-typing-windows-11/ / Typeless https://www.typeless.com/pricing / Wispr Flow https://wisprflow.ai/pricing / Aqua Voice https://aquavoice.com/pricing 。2026年10月31日に確認。